砂浜で見つけた砂の城で 舞踏会が開かれていた
好きなモノを食べて 素敵なドレスを着ている私
小さな頃に作った砂の城は ダメダヨという大人達の手で壊され
そして大人になった今 怪獣化した私の手で 足で また 壊される
大人達の背に背いて生きてきたはずなのに
壊れた怪獣は いつでも私を追ってくる
砂の城に住む人達は きっと 夢の中に居たにちがいない
砂で作った城が壊され 今度は 木で家を造り
木の家は大人達の手で再び焼かれ 私は叫んだ
叫んでみても 山の中のもは切り倒され
そして私はまた怪獣になった
怪獣は町中を壊そうとしたが 大人の衛兵はコンクリートで固めてしまった
どんなに叫んでも 夢の中で作った小さな城は戻って来ない
大人は知っているのに 怪獣の私を 火を噴かせようと毎日やってくる
そしてまた ノックをしてくる大人が一人 一人 今夜もやってくる
夢は「夢」であって 夢を求めることが誤っていることに、気付かされました。
所詮、傷ついたただの人には、夢を持つこと自体が間違いなのだと。
大好きなショパンのピアノ協奏曲を聴きながら、今夜、この音に合わせてこの現実から消えることができたら、どんなに幸せかと思いました。
でも、消えることさえも出来ない弱虫な私に、また明日はやってくるのだと…。
暗〜い記事になってしまいました。